英検Jr.® にしっかり取り組むことが、
その後の英語学習に活かされる
課題
英語授業は週1時間のみで、就学前に英語未経験の児童も約半数いた。授業時間外のリスニング・語彙インプット機会が圧倒的に不足していた。
解決策
英検Jr.® オンライン版ラーニングを2〜6年生全員の自宅学習として導入。ラーニング100%達成後にテストを受験する流れが、子どもたちの意欲的な取り組みにつながった。
効果
多くの児童が自らラーニングに取り組み、正答率※1も高水準。授業で活用できる語彙の幅が広がり、子どもたちの「表現したい」という意欲につながった。英検Jr.® GOLD修了後、英検®へ挑戦する児童も見られ、段階的な学習機会の提供につながっている。
週1回 15分の英語朝学習。各自のペースで英検Jr.® オンライン版ラーニングに取り組んでいる。
学校紹介:2026年に創立100周年を迎えた伝統校。自学自習を重視
国立学園小学校(学校法人国立学園)は、1926年(大正15年)開校の東京都国立市にある私立小学校で、2026年4月19日に創立100周年を迎えました。「自ら考え、自ら学び、自ら行動する子ども」の育成を教育目標に掲げ、子ども同士の学び合いと自学自習を重視してきました。英語科の福士裕紀先生は、大手英会話スクールでの指導経験を持ち、「英語教育に力を入れたい」という学校の思いに応える形で着任。1年生から6年生まで計18クラスの英語を担当しています。現在は日本人教員が授業を主に担い、ネイティブ講師はゲストティーチャーとして招く体制をとっています。
「1、2年生は歌や絵本も活用しながら、英語を通して友だちや先生と関わり合う活動を多く取り入れています。大切にしているのが、子どもたちにとって”思い出”になる授業にすること。『あの時の英語の活動、楽しかったな』と良い思い出として残れば、中学生以降の本格的な英語学習にもポジティブに臨めるのではないかと思うんです。また、3年生以降は相手に自分の思いを伝える、人前でスピーチをするという活動を多く取り入れていきます。6年生ではその集大成として、自由なテーマで1分間の英語動画を作成。自分の好きなもの、興味のあることについて英語で自由に表現するのですが、みんな相当に熱が入って、見ている方もワクワクします」
— 福士裕紀先生(英語科教諭)
英検Jr.® 導入の背景:週1時間の授業ではインプットが不足
充実した授業設計を進める一方、英語授業は週1時間と私学小学校の中でも少なく、就学前に英語未経験の児童も約半数いるという現状がありました。福士先生は英会話スクール時代の経験から、英検Jr.® のオンライン学習に取り組む子どもが変わっていくことを実感しており、早くから導入を検討していました。
「英会話スクールでの経験から、英検Jr.®のオンライン学習に取り組む子は変わる、伸びていくことを実感していました。到達度が数字(パーセンテージ)で分かるため意欲が高まりますし、できたという体験で自信がつくんです。さらに、語彙が増えるので、英語を使ったやりとりにも自信を持って臨めるようになります。本校の場合は、就学前に英語にほとんど触れてこなかった子も半数ほどいるので、そういう子たちのフォローや、週1時間と少ない授業数を補い英語に触れる時間を増やすという点でも、絶対に英検Jr.®を導入したいと考えていました」
— 福士裕紀先生(英語科教諭)
また、英検Jr.® が英検® への橋渡しとして有効である理由も積極的に発信してきました。
「英検®では、英語の”文字”、”意味”、”音”の3つを習得することが求められます。英検Jr.®に取り組むことで”音”と”意味”がインプットできますから、英検®5級や4級で”文字”として単語が出てきても、ああ、あの単語はこう書くんだ…とスムーズにステップアップできるんです。ですから、英語学習のハードルを下げるためにも、英検Jr.® GOLDまでしっかりとやってから英検®に進むことを私は強く推奨しています」
— 福士裕紀先生(英語科教諭)
活用方法:自宅学習として全員に導入、友だちと刺激し合いながら自ら進める
英検Jr.® オンライン版ラーニングは授業では使用せず、自宅学習として2〜6年生全員にアカウントを発行しています。どのグレードからスタートするかは各自が選択できますが、多くがBRONZEから始めてステップアップしていきます。ラーニング100%達成後にオンライン版テストを受験する流れで、長期休暇中に各自がオンラインで受けています。
「英検Jr.®オンライン版ラーニングは授業では使用せず、基本的に自宅学習とし、子どもたちに任せています。最初は1日何分やったかを書いてもらっていましたが、みんなどんどん進めていくので今はやっていません。代わりに誰がどのレベルかの一覧を掲示しているのですが、友だちと競い合うことが楽しいようで、多くの子が自走できています。何%に上がったよ、とうれしそうに報告してくれる子も。一方、遅れ気味の子については、放課後に一緒にやったり、個別にプリントを渡してリマインドしたりしてフォローしています」
— 福士裕紀先生(英語科教諭)
成果:英検®への接続と保護者との情報共有
英検Jr.® GOLDまでクリアした児童には英検® 5級受験を推奨しており、なかには英検® 準1級を取得した児童も輩出しています。正答率※1も高く、賞状(CERTIFICATE)を大切にする児童の姿が見られます。また、学習の進捗状況を数字で保護者と共有できるようになり、面談がしやすくなったといいます。2020年5月の導入はコロナ禍の休校期間と重なりましたが、自宅学習ツールとして機能し、学びを止めない環境を維持できました。
「英語の授業は週1回だけ…というのは保護者にはマイナスに捉えられがちですが、オンラインでもできるんだ、学校の授業以外でもできるんだ、楽しくできて英語力もつくんだ…という気づきがあったようです。子どもたちが自ら進んで取り組んでくれるから親としてはありがたい…という声も多いですね。ラーニングの取り組み状況は数字で見えるので、保護者の方と共有でき、面談もやりやすくなりました」
— 福士裕紀先生(英語科教諭)
その後の展開:朝学習の導入と授業時数の拡充(2025〜2026年度)
導入から5年が経過した2025年度、英語教育はさらに進化しました。週1回、全学年に15分間の英語朝学習を導入。基本的に英検Jr.® オンライン版ラーニングに取り組む時間で、GOLDテストまで取得した児童は英検®のテキストや、学校のiPadに入っている「スマイルネクスト」「モノグサ」を活用しています。個人ごとに取り組む課題が異なるなかで、自分のペースで進められる英検Jr.® オンライン版ラーニングが個別活動に重宝しているといいます。
また、年度初めに全児童を対象とした「英語学習アンケート」を実施(2025・2026年度)。英検Jr.® の進捗状況や英検®取得状況の把握、朝学習で取り組む内容の確認を保護者に回答いただくことで、家庭との連携をより強固なものにしています。
授業時数も段階的に拡充されています。2018年当時は全学年週1時間でしたが、2025年度に1年生が週2時間へ増加。2026年度からは1・2・3年生が週2時間となりました。授業時数が増えたことで、学習した単語や文を実際に「使う」活動まで落とし込む余裕が生まれています。
「週2時間になって、学習内容をより丁寧に扱えるようになりました。単語や文をただ覚えるだけでなく、それを使う活動まで授業のなかに組み込めるようになったんです。そのためにもインプットが大切で、英検Jr.®と二人三脚で進んでいくイメージは変わっていません」
— 福士裕紀先生(英語科教諭)

英検Jr.® で積み上げた語彙・リスニング力を、授業での「使う」活動へ。週2時間に拡充した英語の授業の様子。
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- 週1時間の授業では不足していた英語インプット量を補完。進捗の見える化により子どもたちが互いに刺激し合い、2〜6年生の多くが意欲的に自走
- ラーニング100%達成後のテスト受験という流れにより、正答率※1が高水準を維持
- 英検Jr.® GOLDクリア後に英検® 5級受験を推奨。英検® 準1級を取得した児童も現れた
- 学習進捗を数字で可視化することで保護者との情報共有がスムーズになり、面談の質も向上
- 2025年度からは朝学習(週1回・15分)にも活用。自分のペースで進められるオンライン版ラーニングが、個別活動の場として機能している
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