楽しく英語に触れ、身に付けた成果を
英検Jr.® でかたちに残す
課題
英語力が着実に身に付いているのに「何もかたちに残っていない」という保護者の声があったが、合否が分かれるテストは未就学児に受けさせたくなかった。
解決策
結果が正答率で示される英検Jr.® ペーパー版(テスト)を選択。週1回・保育後1時間の対策レッスンを4か月余り実施し、テストの受け方から丁寧に指導した。
効果
初めてのテストへの挑戦を通じて子どもたちが成長し、自信につながった。英語力が可視化され、保護者からも高い評価を獲得。英検®5級合格者も現れるなど、次の学習段階へ進む様子が見られた。
園の紹介:カトリック×モンテッソーリで英語教育に注力
賢明学院幼稚園(学校法人賢明学院)は、大阪府堺市にある幼稚園です。カトリック精神に基づく教育と、子どもの自立・自律を促すモンテッソーリ教育が特徴で、英語・音楽・体操・宗教など多様な教養に触れながら人間性を育んでいます。グローバル教育に特に注力しており、フィリピン出身の英語ネイティブ教諭ジャッキー・ザモラ先生が中心となって多彩な活動を展開しています。
「ジャッキー先生が着任してから、英語教育がより活発になりました。日々の英語のレッスンでは、英語の歌を歌ったり踊ったりゲームをしたりと、大盛り上がりです。ジャッキー先生はとにかく子どもたちを楽しませるのが上手で、子どもたちもジャッキー先生が大好き。明るく優しい人柄はもちろん、大学院で教育学を学ぶなど勉強熱心で指導のスキルも高く、私たちも同僚としてジャッキー先生に大きな信頼を寄せています」
— 北口朝美先生(園長)
「歌や手遊びなどを通して、日常生活で使う基本的なボキャブラリーを何度も繰り返してルーティン化し、自然と覚えるようにしています。子どもは楽しくないと続かないので、デイリーレッスンのほか、ちょっとしたイベントなど特別なシーンも作ってワクワクしながら英語に触れられるようにしています」
— ジャッキー・ザモラ先生(英語教諭)
1年間の集大成となる生活発表会も、グローバル教育の成果が披露される場の一つです。
「3歳児(年少)クラスはオールイングリッシュのオペレッタと歌、4歳児(年中)クラスは英語劇、5歳児(年長)クラスはAround the Worldをテーマに世界の国々について調べて発表(日本語)と、本園が力を入れてきたグローバル教育の成果発表の場にふさわしい内容になっています。これもジャッキー先生の指導のおかげ。子どもたちも楽しみながら主体的に取り組んでいて、ここまでできるんだと感銘を受けました」
— 北口朝美先生(園長)
英検Jr.® 導入の背景:保護者の声がきっかけ
英語力を着実に身に付けていく子どもたちを見た保護者から、「これだけ英語ができるのに、何もかたちに残っていないのはもったいない」という声が寄せられました。北口園長はどのようにかたちに残せるかを考えた結果、英検Jr.® に行き着いたと言います。
「ある私立小学校で英検Jr.® を活用しているという話を聞き、うちでもやってみようと思ったんです。みんなで挑戦するからには、合格・不合格と結果が分かれるテストは受けさせたくないと思っていたのですが、英検Jr.® は結果が正答率で示されるので、そこは安心でした。とはいえ、まだ未就学児なので、どこまでできるのか自信はありませんでした。それでも挑戦してみたいと考え、保護者会で思い切って『5歳児クラスで英検Jr.® BRONZEに挑戦したいと思う』と話をしてみました。受験は希望制にしたのですが、学年41人中29人がチャレンジしたいと答えてくれました」
— 北口朝美先生(園長)
対策レッスン:テストの受け方から丁寧に
ジャッキー先生を中心に菅野先生がサポートに入り、週1回・保育後約1時間の対策レッスンを4か月余りかけて実施しました。未就学児ならではの苦労があったとジャッキー先生は振り返ります。
「ほとんどの子にとってテストを受けるというのは初めての経験で、それ自体が大きなチャレンジでした。日常会話で使うボキャブラリーや英語を聞き取り理解する力はあっても、それだけでは通用しないのがテストです。選択肢のイラストの見方、解答欄に丸をつけるなどの解答の仕方から、試験終了までじっと座っているといったことまで、少しずつやり方を教えて慣れるようにしていきました。とはいえ、なかなか集中力がもたないのが子どもです。デジタルワークシートなどの教材や、ゲームやアクティビティなどをふんだんに取り入れて、英検Jr.® 対策であっても楽しみながら取り組めることを何よりも大事にしました」
— ジャッキー・ザモラ先生(英語教諭)
「最初のうちは、どの問題をどういう順番で解けばいいかが分からない子も多く、①の次は②だね…というように指で問題番号を追いながら解き進め方を伝えていきました。大人しく座って机に向かい続けるというのも、5、6歳の子どもにとっては決して易しいことではありません。英語力自体は日々の活動を通して身に付いていたので、テスト対策の多くの時間をテストを受けるトレーニングに費やしました」
— 菅野知子先生
テスト当日と成果
迎えた英検Jr.® ペーパー版2023年度第2回のテスト当日、子どもたちはやや緊張した様子ながらも堂々と机に向かい、最後まで問題を解き切りました。
「英検Jr.® のテストという目標に向けて取り組むプロセスを通して、子どもたちは驚くほど成長しました。子どもたち自身にとっても、初めてテストというものを受け、数字として結果が出たことで、自信につながったと思います。保護者の方々にも大変喜んでいただき、小学校入学前に机に向かって集中する機会がもてたことに対しても感謝の言葉をいただきました。なかには英検Jr.® を受けた後に英検® 5級に挑戦し、合格したお子さんも。みんなで挑戦したという経験は、私たち教員にも思い出と自信を与えてくれました」
— 北口朝美先生(園長)
「英検Jr.® BRONZEに出てくるボキャブラリーは日常的なもので、子どもたちにとっても親しみがあり分かりやすく、レベルとして適切だったと思います。語学習得はインプット・ファースト、つまり、見聞きして理解できるのが最初の段階です。自分でアウトプットするのがまだ難しい段階の子どもの理解度が分かるのも、リスニングベースの英検Jr.® のいいところだと感じました」
— ジャッキー・ザモラ先生(英語教諭)
今後の展望:継続・拡張へ
2023年度の初挑戦で「大きな手応えを感じた」と話す北口園長は、次年度以降も継続的な取り組みを予定しています。
「読み書きが中心の英検® とリスニングが中心の英検Jr.® は、テストとして根本的なコンセプトが違うということを、今回、初めて知りました。まだ文字の読み書きに習熟していない未就学児には英検Jr.® が向いていること、英検Jr.® のGOLDに至っては英検® 4、5級よりも求められる英語力のレベルは高いこと、英検Jr.® を経て英検® に挑戦した方がスムーズだといったことも、英検Jr.® への取り組みを通して知りました。今後は、子どもたちの個々のレベルに合わせて、場合によってはBRONZEとSILVERをダブル受験したり、行けそうな子はGOLDまで目指したりと、柔軟に対応していきたいと考えています」
— 北口朝美先生(園長)
英検Jr.® オンライン版
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英検Jr.®オンライン版なら、リスニング力をゲーム感覚で確認・強化できます。
※会員登録後、1日無料でお試しいただけます
- 初めてのテスト経験となる年長クラスが英検Jr.® ペーパー版BRONZEに挑戦し、最後まで問題を解き切った
- テストへの取り組みを通じて英語力が可視化され、学習姿勢も評価されるなど保護者からの高い評価を獲得
- 初めてテストに向けて取り組むプロセスを通じて子どもたちが驚くほど成長し、数字として結果が示されたことで自信につながった
- 受験後に英検®5級へ挑戦・合格したお子さんも見られるなど、次の学習段階へ進む様子が見られた
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